放射線は生物のDNAを破壊する!

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ガイガーカウンター大辞典>放射線が危険な理由。放射線が人体に与える影響!

放射線でDNAが破壊されるイメージ

なぜ放射線は危険なのか?人体にどんな影響があるのか?

放射線が危険だという事はみさなんよく知っていますが、具体的に私たちの体にどのような影響があるのかを知っている方は非常に少ないです。

放射線が私たちの体にどのような影響があるのかを知れば、放射線の危険性がよく理解でき、放射線対策をしっかりしようという気持ちになってもらえると思います。

体の設計図が破壊される!

簡単に一言で言うと、放射線は私たちのDNAを破壊します。

DNAというのは、人間の設計図のような物です。現在、70億人くらいの人間が地球上に生きていますが、それぞれが全く異なるDNAを持っており、そのDNAの違いによって、背が高いとか頭がいいなどの特徴が現れます。

1つの受精卵が細胞分裂を繰り返し、最終的には60兆個の細胞により人間の形が作られます。

その私たち人間の体を形作っている1つ1つの細胞は、全て設計図であるDNAを元に作られるのです。

その設計図であるDNAが破壊されてしまうと、細胞分裂ができなくなったり、できたとしても正常な細胞を作ることができなくなってしまうのです。

細胞に異常が現れる!

たとえ低線量の放射線であったとしても、確実に私たちのDNAは少しずつ破壊されていきます。

すぐに症状は出なくても、3年後、5年後、10年後に少しずつ症状が現れてきます。私たちの体を作っている細胞の設計図であるDNAが破壊されているわけですから、異常な細胞が増えていきます。

それがガン細胞になったり、臓器の機能不全につながっていくのです。

表面的にダメージを受けている場合は、その部分を切り取ったりすれば治るのですが、DNAがダメージを受けている場合、その部分を治したとしても、次々に傷つけられたDNAから異常な細胞が作られますので、治すことは非常に困難となります。

これが放射線に被曝することが危険な理由です。たとえ低線量でもそれを継続的に受けることで、確実に私たちの体の健康は害されているくのです。

大量の放射線を短期間で浴びた場合は即死につながる!

1999年に発生した東海村JCO臨界事故では、大内久さん(当時35歳)と篠原理人さん(当時40歳)の2人が大変な苦しみの末に短期間の間に死亡されましたが、これは短期間の間に大量の放射線を浴びたことによる急性障害が原因です。

大量の放射線を浴びると、DNAが一瞬で破壊されてしまい、新しい細胞を作ることができなくなってしまうのです。

私たちの体は、常に新しい細胞が生み出され、古い細胞と入れ替わることによって体を維持しています。

皮膚や内臓などの古い細胞がはがれ落ちても、新しい細胞が作られないので、どんどん崩れ落ちていき、血液や体液が全身から滲み出ていくなどの症状が現れ、全身の機能が失われてしまうのです。

最終的には数日の間の死に至ります。放射線というのはこれほど危険なものだということをきちんと認識することが大切です。

東海村JCO臨界事故について詳しく知りたければ、「朽ちていった命―被曝治療83日間の記録」をぜひ読んでみてください。本当に悲しい事件ですし、放射能がどれだけ危険なのかということがわかると思います。

朽ちていった命―被曝治療83日間の記録 (新潮文庫)

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